夢はかなう ～“実現力”を最高に引き出す～
憧れの仕事に就く。
志望校に合格する。
大好きな人と付き合う。
たくさんお金を稼ぐ。
気持ちのいい家に住む。
自然の中で健康に暮らす……
みんな、いろいろな夢を持っている。
しかし、叶う人と叶わない人がいる。叶う夢と叶わない夢がある。
何が、明暗を分けるのか？
「才能があるかどうか」 そうかもしれない。
「適切な行動や努力をするかどうか」 そうかもしれない。
「運に恵まれるかどうか」 そうかもしれない。
しかし、夢の成否を分ける核心はただ一つしかない。
それは、“その人がどれだけ熱く純粋に、自分の夢をワクワク思い描けるか”だ。
もし、ある人が、その夢が実現するかどうかすら眼中にないほどに、夢そのものを、喜びと高揚感を持って感じ続けるならば、結果的にそれが実現する可能性はとても高い。なぜか？
まず、“純粋にワクワクすること”は、人間にとって何よりも重要な才能だからだ。
そして、それができると、行動は自然に適切で効果的なものになり、運も必ず向いてくるからだ。
心からワクワクする夢や目標に出会った時、あなたはまず、「努力」の重荷から大きく解放される。
その夢が本当に魅力的で、心から実現を欲する時、人は絶対に何かをし始める。何もしないでいる方が、むしろ苦痛なのだ。
彼は夢に関わることを調べたり、人に話したり、関連するアクションを自然に起こし始める。“それが必要だから”ではなく、“それが楽しいから”、“やりたいから”だ。そのアクションは、もはや面倒な作業ではなく、やりがいのあるチャレンジであり、それ自体があなたに充実感をもたらしてくれる。
必要性や義務感からでなく、自然な欲求や情熱から行動する時、人は、はるかに頭が冴え、疲れにくく、効果的に力強く前に進むことができる。そして、そんな人のところへは、自然に共鳴する人や応援する人、役に立つ情報やチャンスが必ず巡ってくる。純粋な強く高いエネルギーは、必要な物や現象を必ず引き寄せるのだ。
夢を叶えるための基本にして究極の力である、“ワクワクする力”。
この力は、本来、誰もが備えて生まれてくるのだが、多かれ少なかれ、発育の過程で抑圧され、歪められ、うまく機能しにくくなっている。それを健やかに解放し、活用するにはどうすればいいのか？
一つ目。
まず大事なのは、自分の“本当の望み”と出会うことだ。
多くの人が、何となく望みはあっても、それが何なのかはっきり捉えないままに、ぼんやり生きている。あるいは、周囲からの要求を「自分の目標」だと取り違えていることも多い。しかし、その夢が“本物”でない限り、実現に必要なエネルギーは流れず、殆ど義務感のような重い“努力”を自分に課し、苦しむことになる。
※過去ブログ「本当の望み、偽の欲望」
大切なのは、作り物でない“情熱”を発動させること。そのためには、あれこれ考える以上に“くつろぐ”ことがとても役に立つ。
※過去ブログ「幸せと成功の秘密～くつろぎと情熱の関係」
二つ目。
ひとたび、自分の夢をはっきり捉えたら、それが家族や先生、友人や恋人、周囲や社会の目にどう映ろうとも、遠慮も気後れも一切することなく、堂々と自分の軸に据えることだ。自分が心からワクワクするもの以上に、自分にとって大切なもの、確かなものなどありはしない。あなた以上にあなたのことをわかる人はいないのだ。
※過去ブログ「根拠は自分～自由と活力のある生き方」
三つ目。
もう一つ大事なのは、意外なようだが、その夢が実現するかどうかに意識を奪われないことだ。
「果たして上手くいくんだろうか？」
「もし報われなかったらどうしよう…」
今この瞬間の充実感やくつろぎから離れ、未来の結果に関心が取られると、どんな人の心にも、少なからず不安や疑念が生まれる。この“不信感”は人生の流れを滞らせ、あなたにとって本当に必要な物がやってくるのを遅らせる。
心からワクワクする夢に出会えたら、後は、くつろぎ、楽しみ、燃えていればいい。疑いや心配で邪魔せず、人生の計らいに委ねるのが、人にできる最高のことなのだ。
※過去ブログ「信頼という宝物～人生に任せる」
人生に活力と喜びをもたらす、素晴らしい夢に出会えたら、あれこれ悩まず存分にワクワクしよう。
それが夢を叶える一番の方法だし、何よりそのワクワクする心そのものが、最高の幸せなのだから。