2019.09.22雪水清花

空と大地と植物と。①

「逢いことば」で遅い夏休みをいただいて、私が使用しているオーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンス(ABFE)のオーストラリア本国での研修に参加してきました。

9日間の研修旅行で、期間前半には、ABFEのエッセンスでも使われている花や植物を実際に見て学ぶために、中央オーストラリアのウルル(エアーズ・ロック)やカタ・ジュタを訪れました。後半は、ABFEの本社もあるシドニー近郊のテリーヒルズにて、様々な花のエッセンスに関するレクチャーを受講するとともに、実際にフラワーエッセンスを作る作業にも携わりました。



南半球のオーストラリアはまさにちょうど今、春を迎えたところです。今回の研修では、ABFE創始者のイアン・ホワイト氏の案内で、様々な場所をたくさん歩きましたが、どの場所でも、個性豊かな色とりどりの花々が咲き乱れているのがとても印象的でした。

世界最古の大陸と言われるオーストラリアは、ブラジルと並んで、世界で最も多くの開花植物が存在しているといいます。古くて力強い大地のエネルギーがそこに育つ植物に伝わり、赤や紫をはじめ、とても鮮やかな色合いのパワフルな花が数多く咲いています。驚くほど個性的な形のものもたくさんあり、今回の旅でも、いくら見ても見飽きることがないようなユニークな花々にたくさん出逢えました。



前半で訪れたオーストラリア中央部のウルル(エアーズ・ロック)とカタ・ジュタは、オーストラリアの地理的な中心地であるだけでなく、スピリチュアルな中心地でもあると多くの人から信じられている場所です。この土地のエネルギーはとても強力で、イアン氏曰く、風のない日でも、木々がエネルギーで震え揺れるほどだそうです。到着した日の翌日、私たちは夜明け前からカタ・ジュタのブッシュ(灌木地帯)を8時間ほどかけて散策しましたが、気温6度の早朝の寒さの中、少しずつ昇り始める太陽の光を受けて、巨大な岩々が真っ赤に輝き出していく様子には、心底圧倒されました。



今の時期でも日中と夜間の気温差が20度以上になるこの地では、太陽の光の力を圧倒的に強く感じることになります。何ヶ月も雨が降らない砂漠地帯であり、強力な紫外線が降り注ぐこの場所で、それでも植物たちは強くたくましく、大地にしっかり根ざして生きていました。フラワーエッセンスでも使われている花々も含めて、この場所では本当に様々な植物に出逢うことができましたが、みなぎる生命力の中に、それぞれの個性を自由に咲き誇らせて、空と大地にしっかり繋がって生きる姿に、植物の奥深い知恵と命の強さを感じました。



どこまでも広く青く大きな空と、エネルギーに満ち溢れたパワフルな大地と、深淵な生命力みなぎる植物との出逢いは、自然の中に宿る力強いスピリットを、言葉を超えて体感する経験になりました。
この日は早朝から、結果的に23,000歩を超えて歩いたことをあとから知りましたが、ぐっすり眠った翌日には、疲れを引きずることが全くなかったのも、この土地の強力なエネルギーのおかげかもしれないなと思います。